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大成建設株は買いか?
国内外で建設・インフラ事業を展開する大手ゼネコン。2025年3月期は純利益が前年比+207.5%と急拡大し、過去最高益を 記録したが、建設業特有の受注サイクルとPER18倍台という相応に高いバリュエーションは意識すべきである。 HelloBrokersの評価と購入方法を解説する。
重要ポイント
- 東証プライム:1801。国内外で事業を展開する大手ゼネコン(総合建設会社)。
- 2025年3月期は売上高+22.1%、純利益+207.5%と急拡大し、過去最高益を記録。
- ROEは約13.79%、PERは約18.04倍と、業績拡大を織り込んだ相応に高いバリュエーション。
- 配当利回りは約1.79%と控えめ。建設業特有の受注サイクルには注意が必要。
01私たちのレビュー
大成建設の概要
大成建設は、国内外で建築・土木・インフラ整備を手掛ける日本の大手ゼネコン(総合建設会社)である。2025年3月期の 決算では、売上高が約2.154兆円(前年比+22.1%)、純利益が約1,238億円(前年比+207.5%)、営業利益が約1,201億円 (前年比+353.8%)と、いずれも大幅な増収増益を記録し、過去最高益を更新した。時価総額は約1.538兆円、PERは約 18.04倍、ROEは約13.79%、自己資本比率は約35.7%。配当利回りは約1.79%(1株あたり年間配当210円)と、増益幅の 大きさに比べると配当利回り自体は控えめな水準にとどまる。建設業は受注サイクルの影響を受けやすく、今回の急拡大 が一時的な要因(大型案件の集中など)によるものか、構造的な収益改善によるものかは、今後の決算で見極める必要が ある。平均売買高は日次約51万株。
強み
- 過去最高益を記録:2025年3月期は純利益が前年比+207.5%と急拡大。
- ROE約13.79%:建設業の中でも相応に高い収益性を示す。
- 自己資本比率約35.7%:財務基盤は相応に安定している。
- 国内外での事業展開:単一市場に依存しない受注基盤。
注意点
- 受注サイクルへの依存:建設業特有の性質として、業績が案件の集中・偏在に左右されやすい。
- PER18倍台と相応に高いバリュエーション:急拡大した業績の持続性次第では、割高感が意識されうる。
02銘柄データ
大成建設の基本データ
ファンダメンタルズは2025年7月4日時点で確認済みです。
04総評
買うべきか、当社の見解
急拡大した収益、持続性の見極めが必要
2025年3月期に過去最高益を記録した大手ゼネコン。増収増益のペースは目を引くが、建設業特有の受注サイクルと 相応に高いバリュエーションを踏まえると、業績の持続性を確認しながら投資判断する必要がある。
これは投資助言ではなく分析である。強気シナリオ:2025年3月期の大成建設は、売上高+22.1%、 純利益+207.5%という大幅な増収増益を達成し、過去最高益を記録した。ROE約13.79%、自己資本比率約35.7%と、 財務・収益面でも相応の改善が見られる。
弱気シナリオ:建設業は受注サイクルの影響を強く受ける業種であり、今回の急拡大が構造的な 収益改善なのか、大型案件の一時的な集中によるものなのかは慎重に見極める必要がある。PER18倍台というバリュ エーションは、急拡大した業績の持続を前提にしている面もある。配当利回りは約1.79%と控えめである。
当社の見解:業績の急拡大は評価できるが、建設業特有の受注サイクルという性質上、今後数四半期の決算で 増益基調が継続するかを確認したい。当社は独自の目標株価を公表していない。架空の数値や作られたコンセンサス を示すことはしない。
05始め方
大成建設株の購入方法
日本国内に上場する現物株であるため、国内対応のブローカーで比較的シンプルに購入できる。以下にブローカー比較を 掲載する。
現物
現物株を証券口座で購入する
株式を実際に保有し、証券口座に保管する方法。円建てのため為替リスクは発生せず、手数料も一般的に少額である。 NISA枠内であれば、一定の投資枠内で配当・譲渡益が非課税になる。NISA枠外の課税口座では、譲渡益・配当に対して 原則20.315%の税金がかかる。長期投資家に向いた方法である。
CFD(レバレッジ)
CFD(差金決済取引)で取引する
CFDはレバレッジを使って株価の動きを模した取引を行う手法で、利益も損失も増幅する。コストは スプレッドとオーバーナイト金利で、短期的なリスクを理解したトレーダー向けの手法である。個人のCFD口座の多くは 損失を出していることに留意したい。
建設セクターの業績サイクルを理解したうえで、証券口座での現物株購入が最もシンプルな方法である。日本株の手数料 水準を基準に、以下でブローカーを比較してほしい。
06実践ガイド
大成建設株購入時の実践的なアドバイス6つ
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受注サイクルを理解する
建設業は案件の集中・偏在によって業績が変動しやすい業種である。
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増益の持続性を確認する
2025年3月期の急拡大が一時的か構造的かを今後の決算で見極める。
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バリュエーションを意識する
PER18倍台は業績拡大を織り込んだ水準であることを理解する。
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配当利回りへの期待を調整する
約1.79%は高配当銘柄と比べると控えめな水準である。
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NISA枠の活用を検討する
非課税枠内での保有は配当・譲渡益にかかる税負担を抑えられる。
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決算発表を継続的に確認する
受注動向や利益率の変化を四半期ごとにチェックする。
08どこで投資する
大成建設株はどこで買えるか
大成建設のような日本株を購入するには、国内株の取扱いがあり手数料が明確なブローカーを選ぶことが重要である。 以下でブローカーを比較してほしい。
ブローカーを比較する大成建設株に関するFAQ
- 2025年3月期は売上高が前年比+22.1%、純利益が+207.5%と大幅に伸びた。当社が確認できた範囲では、大型案件の進捗や採算改善が寄与したとみられるが、詳細な要因分解は決算資料を参照してほしい。
- 約1.79%(1株あたり年間配当210円)とされている。増益幅の大きさに比べると、配当利回り自体は控えめな水準である。
- 当社は独自の目標株価を公表していない。架空の数値や作られたコンセンサスを示すことはしない。
このレビューを信頼できる理由
編集部は独立した立場で分析している。大成建設から対価を受け取って評価を書くことはなく、架空の目標株価も公開 しない。評価は当社の評価基準に基づくものであり、ブローカーへのリンク(各ページに明記)は運営資金の一部となる が、評価内容には影響を与えない。
本コンテンツは情報提供のみを目的とし、投資助言、推奨、勧誘には該当しない。過去の実績は将来の成果を保証するものではない。 投資には資本を失うリスクが伴い、CFDなどの派生商品はそのリスクを増幅させる。最終的な投資判断は自己責任で行い、必要に応じて 独立した専門家に相談してほしい。